街の紳士
このあいだ、住宅街を歩いていた時、わたしはたぶん、生まれて初めての体験をしました。
住宅街なので、細い車道と極細の歩道があって、私は脇の方を歩いていました。向こうから、カジュアルな装いの初老の男性が歩いてきたので、私はふだんやっているように車道側によけようとしたのです。
すると、その男性が、「いやいや、、そうじゃなくて、、」あなたが内側へ入りなさい、というようなジェスチャーで、私を車道から離し、その人が車道側を通り、すれ違っていったのです。
「ありがとうございます」とお伝えしたら、その際も「そりゃそうでしょ(当然でしょう)」というような、さわやかな笑顔。お散歩中だったのでしょうか、紳士だ〜と思いました。
ふだん、そのような心遣いを周囲に求めているわけではないし、どちらかというと(今はまだ)困っている方に手を差し伸べたり、お年寄りを優先させるほうの人間で、また、日本においては、男性からの配慮はないものと思っている(失礼、笑)ので、その人の気遣いをうれしく思いました。
なんでしょう。。。私は言ってみれば車道側を行こうとした自分の考えを「否定」されたわけですが、和みましたし、まったく嫌な感じがしなかった。その方自身からも自然体の軽やかさを感じました。
自分もその方のように軽やかでありたいなぁ、と思った出来事です。