問題意識
問題意識の重要性について、先日、触れる機会があった「実装科学(Implementation Science)」という学問で感じました。
実装科学というのは何らかの考え方やツールを、どのように実装(導入・実施)するか考える学問で、医療の世界で良いとされている治療法が現場でなかなか適用されないのはなぜか?というところから始まったらしいです。おもしろいですよね、みんなが大好きな「エビデンス・根拠」があるにもかかわらず、誰もそれをやろうとしないという現象。
良いとわかっているのになぜやらない?!それを解明するポイントは以下の2つ。
問題意識がどこにあるのか。どうしたいのか。
もしくは
気づきを促し、問題意識・ニーズを高める。
つまり、問題意識が自分の中で不明瞭だから、良いとわかっているのにやらないわけです。
「問題意識がどこにあるのか。どうしたいのか。」が不明だったら、(自分で、または周囲が)「気づきを促し、問題意識・ニーズを高める。」
この問題意識・ニーズは刻々と変わります。
・暑い日々をどう乗り越えようか
・熱中症には要注意だ
・肩を改善したい、痛みを何とかしたい
・パターンが暴れて苦しくてしょうがない
・他人に振り回されたくない
・楽に生きたい
・意識レベルを上げたい、成長したい
・「私」を主体に生きていきたい 等々
問題意識やニーズが把握できると、具体的にやるべきことがよく見えてきて、行動にうつせます。(それがパターンであれば、まずパターンのケアです)
つまるところ「じぶんはどうしたいのか。」が行動の根底にあります。
これは「じぶんはどう生きたいのか。」「じぶんはどうありたいのか。」でもいいと思います。
それを自問する。そこに進むべき道が見えてきます。