轟音から静寂へ。
今年の夏はいつもと違うと思います。35度近くの気温がこのところずっと続いていました。
今朝の東京は多少、涼しい朝を迎えました。私が住んでいるエリアでは、昨晩、夜中、とてつもない豪雨が降ったんです。
寝床につきながらその音に怖くなって、また、心臓も痛い気がして(気圧のせい?)、「ずっとではない。」と心の中で唱え、落ち着くようにしていました。
それでも、雨の状態がちょっと普通ではない感じだったので、のそのそと起きて「雨雲レーダー」を確認。すると、南北に細長い赤い雨雲が流れてきていて(レーダー上では赤く表示される豪雨)、30分程続きそうでした。
どうりですごいワケだと状況がつかめたところで寝床に戻り、もぞもぞとしているとそのうち雨がやんで静かになりました。ふと、その静けさと自分自身、一体になってみました。自分も静けさになる、というような・・・
世の中は轟音から静寂へ。こうなると、静けさがもともとそこにあったことがわかります。そこはずっと静かだったんです。
そして静寂と入れ替わるようにして、今度は、リンリン♪ リンリン♪ と虫の音が聞こえてきました。
虫たちは豪雨の最中、息をひそめていたのか。あるいは、変わらずリンリン♪と歌っていたのか。わかりませんが、静けさ同様、ずっとそこにあるもののように思います。