感覚をいかに伝えるか
今日は久しぶりに鍼灸院でメンテナンスをしていただきましたー。
最初の問診で気になるところなどをかなり漠然とお伝えしました。具合が悪いというわけではないのですが、全体的に疲れている感じがするのと、季節の変わり目を上手く乗り越えたいと。
でも、話しながらも、先生が脈診すればすぐわかるんだろうなぁ、とも思っていました。そして案の定、夏の間の疲れを持ち越していると言われたので、「あ、それ、ここに置いていきたいです。笑。」などと冗談をまじえながら、どんどん施術は進んでいきます。
そんな中、話題は「感覚をいかに伝えるか」に及びました。
ちなみに、脈にはいくつもの種類があって、そのなかに「渋脈(じゅうみゃく)」というものがあるのだそうです。これは、素直な脈ではなく、「切れ味のよくない小刀で竹を切るときのような」と古典では説明されているのだそうです。
この感覚を若い施術家たちにどう伝えるか・・・
これはもう、何人もの人の脈を診て知識と実際の感覚とを照らし合わせて学んでいくしかないのだろうと思います。
自分の心と向き合っていくことも同じだなぁと思いました。実体験とその時の感情や感覚を大切にすることが後々、人への理解につながります。
一つとして無駄はない、とも思います。その時にどういう感じがしているのか。パターンと向き合いながら感情・感覚を言葉にすることの大切さをあらためて思います。