地上も、地下も
先日、大手町界隈へ出かけました。社会科見学です。(←ふだん行き慣れない所をこう位置付けています。)
巨大なビルばかり立ち並んでいて、平日の朝でしたが歩いている人があまりいません。
そびえ立つ建造物になんとなく足が止まり、見上げました。この巨大な建物も人間が造ったもの。はぁーーーなんと立派な。人のなんと小さいことか!簡単につぶされるな、、、小さなアリになったかのようです。ここにいること自体が空恐ろしくなります。
このビルのなかで何千、何万という人が働いているんだよなーーー。どれくらいの人が意識的にここにいるのだろう。どれくらいの人が自分のストレスに気がついているのだろう。きっとほとんどの人が真面目に働いていて、いろいろなことがありながらも一生懸命に生きているんだろうなぁ。はぁーーーすごいなーーーーと感心しきりでした。
それで、この写真の建物ではないのですが、トイレに行きたい!と思ってビルに入ったら、天井が果てしなく高く巨大な空間が広がっていて、がらーーんとしたフロアに、ぽっつーんと立っていた守衛さんに場所をたずね、そちらへ向かっていったら、「そこで曲がってくださーい!」と遠くから叫ばれて、「え?あら?」と無機質な壁づたいにキョロキョロしながらおしゃれな(つまり、わかりづらい!)つくりのトイレにたどり着いたのでした。
そののち、地下へ行ってみると、なんとそこには賑わう地下街があるではないですか!お店やレストランがあって温かい雰囲気で、通路には大勢の人が行き交っています。
この日、地上も地下も体験し、地上には要塞のような巨大な建造物があり、地下は生き生きと動きがあって、まるで鎧を着ている人間の体内だな、と思ったのでした。社会科見学は勉強になります。