ボストン美術館の至宝展に行ってきました。
ボストン美術館の至宝展に行ってきました。
印象に残っている作品はゴッホによる「ルーラン夫妻」です。
(会場に来ていた小さな女の子が、ママ!ポスターの絵だよー!と叫んでいて微笑ましかったです)
ここには何が描かれているのか、、、?
ゴッホはこの絵を描きながら何を感じていたのか、、、?
心の中でそ〜っとゴッホとつながってみました。
「郵便配達人 ジョゼフ・ルーラン」
ゴッホはルーラン氏を尊敬していたように思います。敬意、敬愛、信頼を感じます。郵便局員の制服がまるで軍服のように立派に描かれています。そして眼差しもまっすぐゴッホに向けられていて、ゴッホとルーラン氏の真摯な関係、つながりが伺えます。ゴッホ自身、ルーラン氏に尊重されているように感じていたのではないかな、と思いました。
「子守唄、ゆりかごを揺らす オーギュスティーヌ・ルーラン夫人」
奥さんの方の絵は、対照的で、ルーラン氏の手前あまりマジマジと見てはいけないと思って遠慮していたのか、目線も合うことはなく、表情も厳しめで、ゴッホとの間で心が通っていた感じはあまりしません。しかし、ゴッホはやはり奥さんにも絶大な尊敬と信頼を寄せていたように思います。厳しいお母さんのような存在だったのかもしれません。
どちらの絵からも安定感を感じます。ゴッホの拠り所だったのかなーと思いながらこの二人の絵を堪能しました。