引き取る
あの人はいつも自分を不快にさせる。怒らせる。苦しませる。悲しませる。そう思うことはありますか?
そんなとき、じゃあ、いったいその人がどうしてくれたら、自分はいいのだろう?と考えてみると自分のパターンが見えてきます。
例えば「こっちは新人なんだから言い方をもっとやさしくしてほしい」「立場が弱い自分に周囲は配慮して当然」「上司として指示は明確であるべき」「部下は従順であるべき」とか。これらはすべて自分のパターンです。
自分たちの中にあるこれらのパターンにひっかかって、私たちは他人の言動に不快感を感じ、怒り、苦しみ、悲しみを感じるんです。(「心のからくり」を是非ご覧ください)相手が私たちを不快にさせているのではありません。感情や感覚は自分たちの中で起きていることですよね。言い方は悪いですけれども、自分たちが勝手に不快感を感じているんです。相手が無理矢理、私たちにそのように感じさせているのではないんです。
不快感を感じているのは自分。他人のせいにしていても状況は変わりません。だから、自分ごととして引き取りましょう。それを引き取って自分のパターンを自身でケアするとき、何かが起きます。これは皆さんに是非体験していただきたいことです。どうぞ楽しみにしていて下さい。