干し柿
柿の季節。あちこちからいただきます。東京の住宅街は意外と柿の木が多いのです。ご近所の柿の木には毎朝のようにヒヨドリが集まってにぎやかに柿をつついています。
渋柿は干して、干し柿を育てています。
水分が蒸発して日に日に実が縮こまっていくのが楽しいです。どんどん甘くなっていっているんだろうなぁ、と想像をふくらませています。
渋柿が干すことで甘くなるってすごいなって思いながら、いったいどうしてなんだろう?と調べてみたら、さすがインターネットです、解説がヒットしました。
以下、抜粋です↓
干し柿を作る工程で、皮をむき干すことにより表面に皮膜が出来、嫌気的条件におかれた渋柿が実の中でアセトアルデヒドを発生させます。それがタンニンと結合することにより、タンニンの性質が可溶性から不溶性に変わるため、食べても渋味を感じず、甘さだけを感じることができるようになるのです。
「タンニンの性質が可溶性から不溶性に変わるため、食べても渋味を感じず、甘さだけを感じる」ここがポイントですね。
干した柿の特性と人間の味覚の限界がこんなにも美味しいものをもたらすとは!
自然の恵みです。
干し柿はもうちょっと濃縮させて、抹茶でいただきます。