動機

動機

2017年05月12日 23:09


他人の人生を生きていた頃の私は、人から相談をされることがよくありました。でもね、よ~く考えてみると、人の相談に自分から乗りに行っていたような気もするんです。人の問題にクビを突っ込む、いわゆるお節介です。

なぜそういう気がするのかというと、当時の私は、人から頼られること、人から意見を求められること、人のために何かをしてあげること等々で、自分が存在している、そこに存在してていい、そういった満足感を得ていたように思うからです。そうであると、やっぱり必要とされたり、頼られたり、求められたりする状態に自らを置こうとします。

人助けは、一見「良いこと」ですので、そこで自分の動機は何だろう?と自身に問うことが大事だな、と思います。自分のことをかまってほしくて他人に「良いこと」をするのか?それとも純粋にその人をサポートしたいのか?

動機は言動に現れますので、自分自身はさることながら、受け手の印象も変わってきます。

前者は押し付けがましさ、鬱陶しさなどがあるかもしれないです。後者はそのあたりも含めて、相手を尊重します。が、もっとも大きな違いは、インパクトのなさかと思います。