今回体験したこと
さて、今回体験したことですが、私にとってはとてつもなく大変な出来事で、げっそりして、グッタリして、どっと疲れました。
結論から書きますと、たぶん更年期の症状だと思います。私はこれまで大病もなく、健康で元気に生きてきたので、年齢に伴う体調の変化や様々なことが重なり、ストレスとして激しく出たのだろうと思っています。
2ヶ月前の夜中3時頃、動悸と強烈な不安感・恐怖感に襲われました。どんどんドキドキしてきて、心身を真っ黒な塊に飲み込まれました。頭の中はウワ〜っとパニックになり、頭の表面全体がチリチリ〜としてきて、「これはまずい!これはヤバい!」と脳裏をよぎった激しい体験でした。
感情・感覚を生み出しているパターンが何なのかも分からず(見ることができず)、ただひたすら、朝が来るまで、深呼吸や気持ちを落ち着ける音楽などを聴きながら、何とか過ごしました。
それでもちょっとだけ冷静になった瞬間があり、それは <ずっとは続かない> ということでした。どういうわけだか、2時間半くらい経つと、スーッとすべてが引いていくのです。これ以上、激しい動悸が続くと体が壊れてしまうという神の采配?バイオリズム?なのでしょうか。そしてしばらく平穏な時間が訪れる・・・とても不思議でした。
それでまたしばらくすると・・・の繰り返しでした。この <ずっとではない> というところが救いでした。
また、心の片隅には、肉体・感情・感覚は「私」ではないという言葉があって、すっかり飲まれながらもどこかで俯瞰していられるようにと必死でした。「私」はこれを観察しているのだ・・・これは一つの体験なのだ・・・これがずっと続くわけではない・・・。今、自らがしている体験の実験台になったつもりで、こうしたことも思っていました。
そんなこんなで、ようやく迎えた朝、かかりつけのお医者さんへ、駆け込みました。
そこで調べていただいたところ、心臓は正常で、「ストレス性の洞頻脈」(平静時の脈拍数が異常に高い)であることがわかり、脈拍を抑える薬と不安を抑える薬をいただいたのでした。
そこからは、全てお休みして、薬を飲んで、ひたすら寝る、療養の日々でした。
不調時の心身への負荷はかなり大きく、疲れます。そのため、即効性のある薬で症状を緩和できることは本当に有難いです。最近はそこまでの発作的なものは起きていませんが、もし起こっても「すぐに薬を飲んで寝る」と決めています。
お医者さんとお薬、それから、転がり込ませてくれた実家に大感謝です!