私は寂しかったのだ
ふりかえってみると、自分だけが取り残される、自分だけが一人ぼっちになるという体験を私は度々しています。
・こどものころアパートに住んでいて、帰る部屋を間違えてしまい、そこはもぬけの殻で、親が自分を置いて引っ越したのかと思って焦りまくりました。
・幼稚園の「芋掘り大会」で夢中になってお芋さんを掘っていたら、ぱっと顔を上げたときに周りに誰もいなくて、恐怖でした。
・小学校〜中学校は転校で学校を3カ所経験していて、どの学校でも「一人ぼっち」の体験があり、いじめもありました。
・社会人になってからは、ずっと一緒にやってきた仲間たちは “抜擢” されたのに、自分だけがそこに加えてもらえなかった、取り残された体験が2回あります。
・そしてもう一つは、夢の中の記憶(前世の記憶?)で、夕焼けの美しい大海原でたった一人でいるという体験があります。
それらの体験をしていたとき、特に大人になってからの出来事は怒り心頭だったのですが、実は私はとっても寂しかったのだ とようやく実感に至りました。
他の人はそうじゃないのに、自分だけが取り残される、自分だけが一人ぼっちにさせられる、自分だけ扱いが違うことに理不尽さや不当さを感じて怒っていたのです。
でも、ここへきて、そのときは「怒り」にまかせて、奮起してその場を生きたことでスルーせざるをえなかったその寂しさを実感しています。しみじみと。よかったです。