お疲れ、自分!

お疲れ、自分!

2023年10月09日 23:07

バレエをやめることはそんなに悲しいことではなかったハズなのですが、当初はバレエがものすごく嫌だったよなーとか、初めの頃は先生からキツイ言葉や数々の嫌味を言われたなーとか、よみがえってきて、それから徐々にバレエが面白くなって、最終的にはメチャメチャ面白い!とまでなっていった、その変遷を思い出すと、涙が出てきます。

なんでしょう、、必死でがんばった自分に感傷的になっているのかしら、、、?

その一方では、終わったこととして極めて冷静に受け止めてもいて、バレエをやったことで、自分ができないことをできる人たちが世の中にはたくさんいる、自分が大嫌いなものに人生の大半を費やしている人がいる、下着みたいではしたないと思っていたレオタードは “道着” である、などを体験を通して知り、苦手なことをやるって、こんなにも豊かさをもたらすのか!と嬉しく思ってもいます。

やっぱり、得意なことやできることしかやっていないと、理解は深まらないと思います。もちろん、ひとつのことを継続することで深まる理解もあるとは思うのですが、たぶん、わたしにとっては、「できない人」への理解が深まったことが大きいです。これはバレエを続けた結果もたらされたギフトだと思います。これもバレエの先生や一緒にレッスンを受けていた仲間も「その時の自分が必要だから与えられた」ということでしょう。

世の中というのは、「できる人」が価値があるので、当然、私も「できる人」であろうと頑張ってきました。でも、バレエのように自分がどうしたって「できない」ことに直面し続けることで、そういうところで人を差別しなくなり、そういう人に対して気持ちが優しくなった気がします。

そういえば「できない=ダメではない」を教わったのもバレエ教室でした。できない自分をそのまんま素直に受け入れられるようになりました。そういう自分をパターンはなかなか受け入れられなかったですが、受け入れても自分が壊れてしまうことはなかったー!!(笑)

とりあえず、お疲れさまでした、自分!