まなざし
盛岡で朝、図書館へ向かっているときに、ふと、「情緒」という「わかる」ものではないことをわかるものだと思っているんだよな、、、と、そのパターンの傲慢さに涙があふれてきました。
思考偏重のパターンは、何でも「頭でわかる」と思っていて、「わからない」ことが苦手です。そして、何でも思考で捉えるパターンは、情緒のことも「わからない」と思うのです。
ちょっと象徴的な話として例を挙げると、ブランディングの仕事をしていた時、Emotional Branding と銘打って、商品やサービスの機能的価値・情緒的価値・独自の価値というように、情緒は他と差別化するための価値として扱っていました。
情緒を思考で捉える、これをずっとやってきていて、それが得意だし、それが好き(快)なんですね。
舟越 桂さんの「風の日のスフィンクス」
やさしいまなざしがうつくしい。まっすぐで、でも、やさしさもあって、落ち着いていて、成熟した感じもします。
「本当の私」のまなざしはひょっとするとこのような感じなのかもしれません。