あらゆることを粉々に
すごくひさしぶりにクリシュナムルティの『自己変革の方法』を開きました。
この本は、読み進むごとに自分自身が積み重ねてきたあらゆることを粉々に壊してくれます。でも、だからといってパターンが凹むことはなく、ただただ崩れていきます。
例えば以下の部分。
・・・あなたが何事かをなしとげた瞬間、あなたの清純さと謙遜の資質は失われる。そしてあなたが一つの結論を得るか、知識にたよって検討をはじめた瞬間、そこで自分自身に到達する道は閉ざされてしまうのである。あなたがすべての生あるものを死せる過去の言葉によって翻訳しようとしたからだ。これにひきかえ、あなたが何の足場ももたず、確たるものもなく、何事かをなしとげてもいない場合、そのときにこそあなたは正しく見、正しく行う自由を獲得できる。そしてその自由をもって世界を見るとき、すべては一変して新しい様相を呈するのである。(『自己変革の方法』P43~44)
これ、私、要注意です。ちょっとしたことでもよっしゃ!と達成感をおぼえたり、わかった!と頭に電球が灯ったり、つまりこーゆーことなんだなと結論づけたり、「今は、そう」と置き換えながらも、しばしばやっているので、それって、かたっぱしから道を閉ざす行為だったんだ、、、と反省しました。
これにひきかえ、何の足場もない、確たるものもない、何事かをなしとげてもいない場合、これこそが自由な状態なのか、と。このことと、上の領域にいくには下の領域のものをズルズル持っては上がれない、ということが重なり、頭でやることではないけれども、こういう状態に身を置くんだな、、、と思いました。
それにしても自分の足元を見れば、しっかりと頑丈な足場が組んであって、思わず笑ってしまいます。自分はまだまだ自分のことを見ることができていない。自分を知らない。何もわかっていない。そのことに気付かされる本です。足場を解体し、道をひらこーーー!