代行サービス
自分と向き合うというのは、自分を知っていく作業だと思います。
それくらい、「他人にとっての自分」というほうばかりに気を取られ、自分というものはどこかへ置き去りにしています。
パターンは他人がいないと生きていかれない。とりあえず、他人に気に入られていないと、認められていないと、大切に扱われないと、とか、パターンの望む通りに他人がしてくれることをひたすら追い求めています。
そういう現状を象徴するかのようなサービス、退職代行サービス「モームリ」←ご存知でしょうか。
上司が怖くて、「会社を辞める」と言ったら何をされるかわからなくて、自分では言えない。だから、自分の代わりに会社に退職願いを出してほしい、ということだと思います。
会社を辞めたくなったのも、自分が思うような上司(職場)ではなかったから、だと思うのですが、辞めるときまでも、自分の思い通りでないと辞められないって、もはや意味がわかりません。
最近は人手不足だから、簡単に辞めさせてくれないのでしょうか。もっとも、事例一覧を見ると、とんでもない職場もあるようなので、このサービスを全否定することはできないですが・・・
ただ、安易な利用者には「人生代行サービス」はない。・・・と言いたい。