正しく育った人たちがつくっている社会

正しく育った人たちがつくっている社会

2025年01月31日 07:56

「自分が嫌な思い、大変な思いをしているのは○○のせいだ」と人のせいにするというのはよくあることです。

自分もそう考えていました。

その前提にあるのは、自分は正しい。自分は正しく生きてきた。悪いことや間違ったことは何もしていない。だって家でも学校でも「正しくあれ」と厳しくしつけられ、言いつけを守って、言われた通りに生きてきたもの。・・・というパターン的な「育ち」ではないか?と考えました。

パターンで正しく育った人たちがつくっているのが、「○○のせいだ」という他責・他罰の社会なのではないだろうか。そんなふうに思います。

正しく生きているのにひどい目に遭うと、なんで正しくちゃんと生きているのにこんな目に遭わなきゃいけないんだ?と思う。そして、相手が悪いんだ!相手が間違いを認めて、正すべきでしょう!などと思う。

これって、、、けっこうな洗脳です。すなわち思い込み、パターン。

私は、自分自身と向き合うということを知るまで、このように、「相手が過ちを認め、改める以外にはない」とずーーーーっとそのことを考えて、そこから抜けられずにいました。自らの思い込みにがんじがらめになっていました。

でもそれは、今思えば、私はちゃんとやっている。一生懸命に(正しい、まちがっていないことを)やっている。というパターンだったんだと思います。このパターンが自分の中ではなく外へと向かって、他責・他罰を繰り返し、他人を糾弾していたんだと思います。

正しさを指針に生きてきたパターンと向き合います。