『神と黒蟹県』
連休中は、ひさしぶりに小説を読みました。
『神と黒蟹県』という本です。
黒蟹県という空想の県での人々の日常と、神が人に扮して人間界を体験するお話です。
人間界で時折、挙動不審になる神の言動が可笑しく、人間たちの心のリアルな動きを楽しみました。小説ってあまり読まないのですが、こういうものなのだろうか?とおどろくほど、自分と向き合うことで気がついたことがストーリーのあちこちでつながっているようでした。
神の慈しみや、すべてを包み込むやさしさも言動の端々に現れていて、神にもし「人格」が備わっていたらこういう感じなのかも?と面白く読んだのでした。